漫画家の仕事は、原稿描きの依頼を受けて、締切までにそれをこなす、というのが、どのジャンルの漫画家になってもある程度共通している流れです。
週刊連載の漫画家は、発売日は待ってくれませんので、締切も厳しいようです。「バクマン。」という漫画をご存知でしょうか。かの漫画の内容は、漫画家の生活がリアルに描かれているという意見もあるようですので、興味のある方は一読してみるのも良いかもしれません。
書籍の漫画を描く仕事もあります。書籍漫画とは、例えば学習漫画など、書籍ジャンルで活躍する漫画家です。このジャンルは、週刊連載ほどは締切が厳しくないようです。
企業広告漫画というジャンルも近年知られてきました。企業の広告で、漫画を入れることが多くなってきたのです。企業広告漫画は、企業の方と打ち合わせを行い、その意向を汲んだ作品を作らなければなりませんので、コンサルタントのような視点も持って取り組まなければなりません。
週刊連載をしている漫画家さんは、原稿料が入ってきますが、連載打ち切りとなると収入は無くなってしまいます。
単行本などの印税は、出版部数ではなく、実際に売れた部数×6%~10%だそうですので、これも約束された収入額は確定できません。
最近では、WEB漫画連載で人気を集め、そのサイトやブログで発生するアフィリエイトで収入を得ている方もいるようです。
漫画家になるには、出版社に原稿を持ち込んだり、各社が開催しているコンテストなどに応募して、入賞するとデビューというルートが多いようです。
このほかに、WEB上に掲載していて、デビューするということも最近は可能になってきました。
どのルートであっても、良い作品を作り、認められればデビューできるという図式は変わらないようです。
◎高校卒業 ◎専門学校卒業
漫画家は物語を描くので、描く題材に必要な専門知識がもちろん必要になります。医療に関する漫画を描くのに、医療知識が無ければ描けませんからね。
このように、漫画家になることは画力があれば良いということでもないのです。絵がうまいだけでは漫画家にはなれません。ですので、世の中の基礎知識として高校卒業くらいの学力は欲しいところです。
さらに専門学校で勉強すれば、専門用語や基礎画力の向上、業界そのものの勉強もできるなど、たくさんのことが学べますので、おすすめです。
長野県内で現在、漫画を専門とする学校はありません。
県外では、多くの専門学校があり、中にはデビューへの支援がある学校もあるようですので、自分に合った学校を選びましょう。
管理人 4月 7th, 2015
Posted In: マンガ・アニメ関連